鉛筆の雑学

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六角や丸断面の鉛筆以外に三角断面の鉛筆もある

鉛筆の断面の多くは六角形ですが、長時間の使用でも疲れにくくすることを目的に、丸みを帯びた三角形の断面の鉛筆もあります。三角形の断面の鉛筆は小さな子供の鉛筆の持ち方の練習にも適しています。小さな子供は6B程度の柔らかい芯の三角軸の鉛筆を最初に使うと持ち方や鉛筆の使い方が身につきやすいと言われています。

1ダースという単位の由来

鉛筆は1本単位でも買うことができますが、通常1セットというと12本…1ダースで売られています。ダースという単位については、かつて西洋文化の中で12進法(1から数えて9の次は10ではなくA、11はB、と考えると考えるとわかりやすい。12に相当するのは10と書くことになる。)が使われていたことに端を発しているといわれています。

ダースで数えるものは鉛筆だけでなく、ビールなど色々なカテゴリに及んでいます。ただ最近では10本を1セットとしてまとめるヨーロッパの国もあります。

欧米では鉛筆は削られた状態で売られている

海外ブランドの鉛筆を買ったら全部削ってあった…という経験の持ち主も多いと思います。日本では鉛筆は削られていない状態で売られているのが当たり前ですが、欧米では鉛筆は削られた状態で売られているのが普通です。一部の海外ブランドの鉛筆は日本で売る際、日本向け(日本の文化に合わせて)に削らないで箱詰めされているものもあります。

鉛筆の塗装の本当の目的は…

鉛筆はシックだったり、カラフルな塗装が施されていますが、見た目のためではなく、木でできた鉛筆の防湿のために塗装しているのが本来の目的です。木目が見える鉛筆も透明の塗装が施されているのが一般的です。

10Bの鉛筆
三菱UNI鉛筆10B

JISでは6Bまでの鉛筆硬度が定められていますが、10Bという極端に濃くて柔らかい芯の鉛筆もあります。発祥は埼玉県で、毛筆ではなく、硬筆という鉛筆で美しい文字を書くという授業などがあり、より表現を豊かにできるということで10Bの鉛筆が三菱鉛筆から埼玉県限定で発売されました。

エコロジー鉛筆として新聞紙を芯に巻いた鉛筆も普及してる
O'BON鉛筆の削りかす

一般的な鉛筆はブランドが違っても構造、書き心地に大きな差はありません。違いを出すのが難しいまでに成熟しているからに他なりませんが、エコロジーという視点から生まれたのがアメリカO'BONの新聞紙でできた鉛筆です。鉛筆を削ると新聞紙がでてきます。

新聞紙を溶かすわけでもなく、芯にきつく巻かれ、のりで固めた構造です。湿気防止のためにコーティングされていますが製造過程も短く非常にすぐれたアイデアからできています。木を使わず森林を守り、製造過程が短いことから二酸化炭素発生も少なく、地球温暖化防止にも一役買っています。

下の写真はそのO'BONの鉛筆の1つですが、エコ製品であることを忘れさせるほどのカラフルさです。

O'BON新聞紙鉛筆 レインボー
芯だけの鉛筆があるんです
PENTALIC製の芯だけの鉛筆

アメリカのPentalicという鉛筆メーカからは、芯だけでできた鉛筆が販売されています。これはエコロジーを前面に押し出したものではなく、絵画用途を意識したもので、6mmはあろうかと思われる黒鉛の芯にコーティングが施されただけのものです。さすがに木軸鉛筆と比較すると黒鉛だけでできているので、重量感は抜群です。